社会
人権
人権への基本的な考え方
2024年5月、当社および当社グループは「人権基本方針」を取締役会にて決議し、制定しました。本方針は国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠したものであり、グローバル事業を展開する当社グループとして人権尊重を企業文化として根付かせるとともに、事業活動全般にわたり人権を尊重した事業活動を推進するという意思を表明するものです。当社は、本方針に基づき、国際的な規範や各国の法令を遵守し、グループ全体での人権体制の整備、人権デューデリジェンスの実施、役員及び全従業員への適切な教育に取り組んでまいります。
人権尊重への取組み
1)人権デューデリジェンス
当社は、人権デューデリジェンスの体制構築に取り組んでいます。当社の企業活動が社会に与える人権に関する影響を特定し、それらを防止・軽減するための仕組みづくりに取り組んでいます。今後は人権リスクの評価・特定を行い、必要に応じた是正措置を講じてまいります。またこれらの取組みを継続的に実施するとともに、定期的な情報開示も行ってまいります。
2)人権教育・意識浸透
(経営層向け)
2024年度、外部専門家を講師として招き、代表取締役社長をはじめとする全経営層を対象に、人権デューデリジェンスの目的と実践方法に関する講義を実施しました。これにより、当社の現状と今後行っていくべき取組みについて、あらためて理解を深める機会としました。
(従業員向け)
2025年度より、全従業員を対象とした人権に関する基礎教育を開始しました。本教育では、企業活動における人権尊重についての重要性の理解を深めるとともに、自身の業務が人権へ与える影響について主体的に考える力を育成することを目的としています。
3)相談窓口の設置
当社では、人権を含むコンプライアンス全般に関わる相談窓口を設置しています。違法行為等の早期発見、解決を図るため、内部通報制度を導入しています。内部通報の方法としては、各部署のコンプライアンス推進者への通報のほかに、社長及び内部監査室へ何時でもパソコンやスマートフォンから直接通報できるWebサイトの公開、さらに外部窓口として顧問弁護士への通報方法も設けています。 匿名での通報も認めており、いかなる場合も通報者に不利益を与えないよう、通報者保護を社内規程に定めています。
4)仕入先(サプライチェーン)への展開
当社では人権尊重の取組みの一環として、「仕入先CSRガイドライン」を制定し、国内の主要サプライヤーに展開しています。あわせて、ガイドラインの順守を各社に依頼しています。また、定期的に順守状況の確認を行い、その結果を踏まえて必要な対応を継続的に実施しています。
サプライヤー
サステナビリティ〜仕入先様とともに成長〜
グリーン調達
当社は、「地球環境の保護と豊かで明るい社会に貢献する」ことを経営の重要課題と位置づけ、環境負荷の少ないグリーン製品の開発・生産を目標に環境活動を推進しています。世の中で求められている環境負荷の少ない製品を提供していくためには、環境に配慮した部品、材料などを使用することが重要で、これらは当社だけで実行できるものではなく、仕入先様のご協力が必要不可欠であり、仕入先様との連携が重要となってきます。
■グリーン調達の目的
環境に配慮した製品づくり推進を図る為、地球環境への負荷が少ない資材の調達、すなわち「グリーン調達」を推進し、環境保全活動に積極的な仕入先様とのパートナーシップにより、持続可能な社会の発展を目指すことを目的とします。
■グリーン調達の対象
当社が生産活動において調達する資材(材料・補助材料)、部品(購入部品・外注部品)を対象とします。
■グリーン調達のねらい
製品のライフサイクル(製品の開発・設計・材料・部品の調達・製造・輸送・使用に至る事業活動の全ての領域)を通して地球環境への負荷を出来る限り少なくしていくため、環境負荷の小さい生産活動、使用時及び廃棄時に環境負荷の小さい製品の開発とともに、環境負荷の小さい資材・部品の 調達いわゆる「グリーン調達」が必要です。
■SDGs対応をめざしたグリーン調達の体制づくり
社会環境ビジョン2030であるサプライヤーへの環境啓蒙活動として、コロナ対応を含めたSDGs対応をねらい、サプライヤーと共にリスク低減を持続できる体制づくりを図っています。
- グリーン調達ガイドラインの改定・変更点の解説、Eラーニング教材を当社WEBサイトに掲載
- 年度別環境法自主チェックシートの整備と当社WEBサイトに掲載
- 上記(2.)記入のためのオリジナルテキスト、Eラーニング教材を当社WEBサイトに掲載
- 環境負荷物質管理基準改訂版の整備とEラーニング教材を当社WEBサイトに掲載
- 環境負荷物質含有仕入先調査結果提出
- 仕入先様環境法自主点検チェックシートの提出
- 仕入先様評価と次年度監査仕入先様の選定
- (1)第3者認定取得仕入先様:提出報告書の評価、環境負荷物質有無、不具合実績で選出
- (2)ティラド認定仕入先様:毎年マニュアル他帳票提出。1回/4年更新審査
- (3)上記(1)(2)以外の仕入先様:毎年監査対象
- 次年度:リモート監査、是正(リモート監査を可能にする帳票類の整備)
製品品質
品質基本方針
基本理念(指針)
株式会社ティラド及びティラドグループは、安心安全で業界No.1の製品作りに徹し、得意先の信頼と満足を確保する。
基本方針(行動基準)
株式会社ティラド及びティラドグループは基本理念を実現するために、適用規格に適合した品質マネジメントシステムの活用及び継続的改善を図ると共に、次記事項を積極的に実行する。
「品質最優先」の考えを基に、お客様の要求に応える製品の開発・設計及び生産に努め、お客様の満足する
製品の提供をする。
お客様からの評価
■MITSUBISHI MOTORS (THAILAND) CO., LTD殿 “Award of Quality 2023”表彰
【受賞拠点:T.RAD(Thailand) Co., Ltd.】
MITSUBISHI MOTORS (THAILAND) CO., LTD殿より、“Award of Quality 2023”を頂きました。
本表彰は、2023年度の品質実績に対して評価頂いたことによる表彰となります。
■PT Krama Yudha Tiga Berlian Motors 殿 品質優良賞・優良納入実績賞 表彰
【受賞拠点:PT.T.RAD INDONESIA】
PT Krama Yudha Tiga Berlian Motors殿より品質優良賞及び優良納入実績賞を頂きました。
本表彰は2023年度の品質実績及び納入実績に対して評価頂いたことによる表彰となります。
■TOYOTA MOTOR EUROPE 殿 TME Supplier Award 表彰
【受賞拠点:T.RAD Czech s.r.o.】 TOYOTA MOTOR EUROPE殿より"Certificate of Recognition" in the quality categoryを2023年度 TME Supplier Awardsとして受賞いたしました。